- 本記事の内容
「.NET Multi-platform App UI」(以下、.NET MAUI)がリリース候補版になったということで、Android端末で実機デバッグするまでの手順をメモしておきます。
前記事でiOS端末の実機デバッグ手順についてもまとめていますので、興味のある人はそちらもどうぞ。
【.NET MAUI】iOS端末の実機デバッグ環境を整えてみる
※記事を書いている時点(2022/05/22)では、.NET MAUIのバージョンが正式版ではありません。正式版がリリースされたら適宜見直し・追記していきます。
目次
環境情報
本記事作成時の環境情報です。
下記環境以外では手順が異なる可能性がありますので、ご注意ください。
また前提条件として、各ソフトウェアはインストールが済んでいるものとして話を進めていきます。
- Google Pixel 3a XL
ハードウェア情報 OS Android バージョン11 CPU Snapdragon 670 メモリ 4G - Windows
ハードウェア情報 OS Windows 10 Pro 64bit (21H2)(19044.1706) CPU Intel(R) Core(TM) i7-10700 CPU @ 2.90GHz 2.90 GHz メモリ 32GB ソフトウェア情報 Visual Studio 2022 Version 17.3.0 Preview 1.0
Android側の準備
Android側の準備としては、開発者モードを有効にしておく必要があります。
開発者モードを有効にする方法ですが、端末によって操作方法が異なります。
使用する端末に合わせて調べてみてください。
ここでは「Pixel 3a XL」の開発者モードを有効にする方法をまとめてみます。
STEP1:開発者向けオプションを表示する
STEP2:開発者向けオプションを有効にする
- 続いて、Androidの設定に戻り、今度は「システム」を選択します。
- システムの「詳細設定」を選択すると、「開発者向けオプション」が表示されるので、選択します。
- 開発者向けオプションを「ON」に設定します。
STEP3:USBデバッグを有効にする
Windows側の準備
STEP1:WindowsPCとAndroid端末を接続する
- WindowsPCとAndroid端末を接続し、Visual Studioのデバッグボタンのコンボボックスを開きます。設定がうまくできていれば、「Android Local Devices」に接続したAndroidが表示されるので、選択します。
STEP2:Visual StudioでAndroid端末実機デバッグを実行する
まとめ
.NET MAUIでAndroid端末を実機デバッグするまでの手順をまとめてみました。
前回まとめたiOS端末と比べたら、簡単に実機デバッグできますね。
WinUI、iOS端末、Android端末それぞれのデバッグ環境ができたので、とりあえず画面回りのコントロールについて調べていこうと思います。